正解はひとつではないコミュニケーション

誰かとコミュニケーションを取るときに相手によって態度を変えるのはよくないことでしょうか。

誰とでも同じように接するつもりでもどうしても変わってくることはあるでしょう。せっかちな友達には急いで対応したり、のんびりした方にはゆっくりと待ってあげたり。つまり相手のよって対応は変わります。けれども実は変わっているのは受ける態度であってこちらからのアクションは同じようである方が第三者から見てわかりやすいと思います。

正解はひとつではありません。自分のやり方が誰にでも適応するわけではありません。なぜなら人それぞれ感じ方やその度合いは違うからです。そう考えてみると自分の考え方が正しくてそれをやればいいとも言えないでしょう。

ひとつのやり方でうまくいかなければ他のやり方を考えてみましょう。その次もうまくいかなければまた他のやり方も。でも何度もやってそれでもうまくいかないときは相性が悪いのかもしれません。それくらいの気持ちでいると気が楽になります。

こういったスタイルでないといけないと肩肘張らずに気楽にできるといいですね。それにはこのコミュケーションスタイルが正解と決めつけず、フレキシブルにすることです。そうすると誰とでも気軽にコミュニケーションできるのではないかと思います。

非効率なコミュニケーション

効率的なことがいいと言われれている時代、コミュニケーションも効率的に出来たらいいですよね。

直接会わなくてもコミュニケーションツールはたくさんあります。

便利ですからうまく使えば相手との関係性はより強固なものになります。

しかし、例えばSNSに慣れているならいいですが、メールしかしない人、電話の方がいい人、であったり、メールでないと伝えられないこと、電話でないと通じないこと、直接会わなければならないこともあるのではないでしょうか。

無理矢理自分のために、いや相手もきっと使えば便利だから、と一方的のツールだけを使えば自分は気持ちよくても、相手は居心地は良くないでしょう。それぞれのツールをどう使うかはそれぞれのツールを誰と使うと効果があるのか、と考えていくといいでしょうね。

相手に合わせる、相手が合わせてくれる、どちらの場合もバランスよくいければいいのでしょう。

このように考えてくると効率的なコミュニケーションツールに正解はひとつではないのです。

それを理解した上で使っていきたいですね。

しかし効率的なツールだけに頼っていていいのでしょうか。

信頼関係を築くにはそれに加えて非効率なコミュニケーションも必要かもしれません。

目に見えないところにこそ、例えば気持ちを表す仕草や態度や声のトーンとかにこそ、メッセージがあると言われていますから、そういったやり取りをする事で、つながりを強固な関係にできるでしょう。

そこでやはり信頼関係を考えるなら一見非効率に見える直接会ったりするコミュニケーションにこそ鍵があるように思います。みんなが効率的なコミュニケーションツールだけに頼っているからこそ、敢えて非効率なコミュニケーションにも目を向けてはいかがでしょう。

今の時代、ツールはたくさんありますからそれだけで完結するようにも思います。しかしそれをより強くする繋がりを持ちたいのであれば非効率なコミュニケーションもあることで今後は差別化にもなり、ますます重要なことになってくることでしょう。

伝えることと伝わること

コミュニケーション能力が大切と言われて久しいですが、その能力とはどういうものでしょうか?

伝えたいことがあり、それが伝わること、と考えてみると、相手に伝えたいことがきちんと伝わるとうことでしょう。

ところが実際にはなかなか伝わらないこともあります。伝えたつもりが伝わっていない、間違って捉えられた、と言った具合に伝えたらそれで終わりではないようです。

伝えたことが伝わっていない

必要なことを伝えたのだから伝わっていないなら受け取り方が悪いのだろう、と考えてしまうこともあるでしょう。しかしそもそも受け取る側との前提条件が違えば言葉は同じでも違ってくるのではないでしょうか。自分の知識と経験が相手と同じとは限りませんから。

間違って捉えられた

丁寧に伝えたのだから理解されているはず、と考えたくなりますが実際には相手が受け取ったことは違うもの・ことを指していたということは多くあるものです。これも相手の知識と経験が自分とは違うからです。

ではどのようにすればそのすれ違いはなくなるのでしょうか。

実際にはなくすことは難しいと思います。なぜなら自分と100パーセント同じ思考をする人間はいないからです。血を分けた家族でさえも伝わらないことがあるのですから他人ではなおさらです。そうなると重要なこと、例えば待ち合わせや仕事の内容などは常に伝わっているかを確認すべきことが大切であると考えられます。相手の立場に立ってと思ってみても相手に伝わったと思うことを聞いてみると違った対応や反応が出てくることは多いのです。

伝えることと伝わること、は違って当たり前。だからこそ、きちんと伝わって欲しいことはその都度確認することを意識していきたいものですね。